茶殻リサイクルシステム~茶殻を身近な製品へリサイクル~
更新日:2021年2月12日
- 企業・団体名
- 株式会社伊藤園
- 商品・サービス概要
- 「お~いお茶」などの製造工程で排出される茶殻を身近な工業製品(建材、紙、樹脂など)にアップサイクルする取り組み。これら製品は、茶の機能性(消臭抗菌効果、茶の香りなど)を活かした付加価値商品として生まれ変わっている。
茶殻は含水率と温度が高いため腐敗しやすく、従来は乾燥にともなう燃料資源の消費が必要であると考えられてきた。しかし伊藤園は「乾燥エネルギーがもったいない」と考え、それら課題を克服。「含水茶殻の保管・輸送方法」、「含水茶殻を原料とした工業製品化」などの独自技術を確立し、その技術で茶の香りや抗菌・消臭などの機能性がある工業製品の開発を行っている。 - 価格
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伊藤園HP - 販売情報
- 自販機
マスクケース
- 該当するSDGsのカテゴリ
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- 該当するソーシャルカテゴリ
審査員コメント
茶系飲料のトップブランドを有する企業ならではの、茶殻リサイクルの意欲的な取組みである。茶の機能性(消臭抗菌効果、茶の香りなど)を活かし、独自の技術によって茶殻の抗菌・消臭効果を残すなど、単なるアップサイクルではない高付加価値商品と言える。日本人にとってなじみの深い茶葉のリサイクルを通じて、消費者に社会課題への気づきとリサイクルの視点を与える商品になるものと評価できる。同社のブランドユーザーにもまだまだ知られていない取り組みであると思われるため、更なる積極的な情報発信により、生活者の意識変革をもたらすきっかけとなって欲しい。