もったいない畑のくだものでつくった一筆箋・のうかのしゅくだい
更新日:2025年2月6日
- 企業・団体名
- まつばら農園
- 商品・サービス概要
- 和歌山県紀の川市では、毎年約330トンの柿が廃棄されている。この「畑のロス」に着目し、未利用の柿を新たな価値ある商品へとアップサイクルするプロジェクトが始動。第一弾として誕生したのが、廃棄される柿から作られた和紙を使用した一筆箋。柿の風合いを活かした美しい和紙で、大切な思いを綴ることができる。地域の課題解決への思いを込めたこの商品は、未利用資源の活用と地域活性化を目指し、全国にメッセージを届けるアイテムとして展開。果物への愛情を再認識し、持続可能な未来へとつながる一歩を示す商品。
- 価格
- 990円
- 販売情報
- 実店舗 めっけもん広場
インターネット(URL) https://wakayamakaki.thebase.in/
審査員コメント
都会の消費者にも手に取りやすく、農業の知識が少ない人でも直感的に理解しやすい洗練されたプロダクトである。「農家の宿題」というネーミングや「もったいない!をもっとない?」というキャッチコピーが粋であり、ホームページや動画などもスタイリッシュかつ分かりやすく、消費者が共感しやすい工夫がなされている。フードロス削減や地域貢献、環境負荷削減といった社会的な視点を背景に持ちながら、1500年の歴史を誇る和紙製造技術を活かした高品質な便箋という形で実現されている点が高く評価できる。特に、一般的な食品ロス対策ではなく、政府や行政が手をつけにくい「畑のロス」に着目し、農家や障害者施設と連携している点に独自性が感じられる。さらに、和紙や一筆書きの文化を再興し、果物ギフトに添えるなどの用途にも展開できる点も魅力的である。ソーシャルプロダクツとして理想的な形を実現しており、多くの人に共感を生むプロジェクトである。